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3月12日は私の誕生日でした。
39歳にもなって誕生日とは少し気恥ずかしさもありますが、私にとってこの日は、密かに期することのある日でもあります。
年度末の誕生日というのは、周囲にうっとうしがられはしても、おめでたいなどと思われることは少ないものです。小さい頃はさておき、誕生日を祝ってもらった経験は少ないのです。大学のときなど、他人の誕生日はたくさん祝いましたが、私の場合、誕生日が春休みにかかっていることもあって、祝ってもらったことはついぞありませんでした。また、私の妻も、忙しい月に夫の誕生日を覚えているほどひまではないらしく、1ヶ月も経ってから「誕生日過ぎたね。」と間抜けなことを言うのが常です。もっとも、いちいち「記念日」を覚えていられたら大変でしょうから、実は、そんな彼女の無頓着さがいいのではありますが(少しのろけが入ってますでしょうか)。
2001年は特別な誕生日でした(正確には一日遅れ)。
31人の生徒たちの、サプライズパーティにやられてしまいました。前日から不穏な動きがあってので、「なんかやる気だな」とは思っていましたが、まさか担任の誕生日を祝ってくれようとしているなんてまったく思いつきませんでした。生徒たちにとって大切な一年、忘れられない一年にしてやろうと気負いこんで過ごしてきましたが、気がつくと、私が一番幸せで、私にとって大切な、忘れられない一年になっていました。
2001年3月 学年便りに寄せる